This cat has left
ノルウェイの森を観てきた。
村上作品が好き。ということもあって、
気合い入れて、前売り券まで買い、初日に・・
(けど、何も前売りを買わなくたって、
どうせレイトショーで観るんだから100円ももったいなかった(>.<))

感想はというと、
村上さんのファンタジックな物語を映像にすると、
なんてリアルな生臭いものになってしまうんだろう・・みたいな(笑)
やはり、本を読んで、自分の中で物語を咀嚼して、
想像と創造の中で楽しむ方がよりエロティックであり
切なさと苦しさと寂しさを感じ取ることができるかもしれない。
waranabeくんやnaokoやmidoriの世界へ入り込むには、
単純明快なエンターテイメントを求める人々には難しいかも。
ようはイメージなのだ。

例えば、Norwegian Wood を、直訳してはダメなのだ。
あ、ダメとはいわないけれど、
その中で自ら膨らませていくイメージはなんて楽しいんだろう。
そんな気がする。
例えば、好きな人を思いながら、自慰するみたいな?(笑)
まあ、それはさておき、ようはイメージなのだ。
表面には引っ張り出せない、心の中に抱えているいろいろを、
歌や映画や本はイメージを膨らませよ。と訴えかけてくる。
あたしは、あたしで、
いつのまにか、
今日は“バーレスク”を観てこようかな。
And when I awoke
I was alone
The cat has left.